末次由紀「ちはやふる 29-31」講談社BE-LOVEKC

都予選〜近江大会三決。
29巻買って、ヒョロ表紙って売る気ねーんかとか毒づいていたけど、すみませんヒョロくん最高でした。後輩引率してるカットとか、このマンガのベストカットじゃないかってぐらい(言い過ぎ)。
ヒョロくんはその点さすがに選手だけど、それ以外でもママたちとか、宮内・桜沢の教師陣、普通のマンガならモブにとどまるだろうところにまでアツいシーンが用意されてて、30巻を迎えてなお衰えるところのない、マンガにおける熱血表現の理想形を見せつけられます。一冊どころか、一話…一首ごとに涙腺をうつシーンがあって、しかもそれが有機的に連続するんだけど…どういうことなのこれ。
三決vs藤岡東も、準決vs富士崎もサイコーにアツかったね。瑞沢はもちろん、北央、富士崎、果ては千葉国際まで、愛すべき彼らと共に青春を過ごしている気にさせてくれる、得難いエンタテインメントです。

ちはやふる(29) (BE LOVE KC)

ちはやふる(29) (BE LOVE KC)

ちはやふる(30) (BE LOVE KC)

ちはやふる(30) (BE LOVE KC)