ネタバレ注意。
鬼貫警部ものの長編。
いくつかの「事件」が絡み合って、それぞれに容疑者、証言者が次々出てくるので、捜査小説としての愉しみがある。『黒いトランク』よりも構造としてはシンプルなので、比較的すらすらと読めたのもよかったかな。
メイントリックは時刻表によるアリバイ崩しだけど、コレ、新/旧ダイヤって伏線どっかにあったかな…ないならアンフェアだと思うし、あっても少なくともその妙は味わえてないので、個人的な点は割引かざるを得ないかな…本格ゆえに。
評価はC+。
- 作者: 鮎川哲也
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2002/03
- メディア: 文庫
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (5件) を見る