島田荘司『本格ミステリー宣言2 ハイブリッド・ヴィーナス論』講談社文庫

ネタバレ特になし。
前作の反響を受けての2。
『本格ミステリー館』もそうだったけど、またもや御大、盛大に空回ってんなーって印象は変わらず。そもそもなんでこんなことしなきゃいけないのか、まず理解できない。
読み物として、ミステリー論はあまりに恣意的だし、日本人論の頑迷さはテキストとして無意味に感じられるしで、何を読んでいいものやら。タイトルの「ハイブリッド・ヴィーナス」も、空転する議論に突然抽象イメージ持ち込んで、さらに寒々しいことになっただけだった。
twitterフォローしてるけど、御大全然キャラ違うよね。中島みゆきみたいなもんかね…。
評価はC。