鯨統一郎『マグレと都市伝説』小学館文庫

ネタバレ注意。
昭和歌謡と都市伝説をネタにした、ギャグ・ミステリ連作七編。
ホントふざけすぎだけど、俺このシリーズだけはなんか許せるんだよな…この作家の持つ圧倒的なチープさが、唯一いい方向に出てると思う。
感電死→郷ひろみ「Good Vibration」とか、太田裕美「九月の雨」が放置プレイだとか、小泉今日子の女装ネタとか、《エリー My love 総帥》(352p)とか、あまりのバカバカしさに声出して(失)笑ってしまうところがあって、笑ったもん負けだと思います。
都市伝説絡めた意味がまったくないのも、ナンセンスで笑えます。
評価はC+。

間暮警部の事件簿 マグレと都市伝説 (小学館文庫)

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