『小林賢太郎演劇作品 「ノケモノノケモノ」』

DVD。
KKP#10。異世界に迷い込んだサラリーマンと、案内人の謎の紳士が出会う、動物テーマのファンタジィ。
俳優陣は充実しているし、世界観や美術も変わらずにウェルメイドだけど、なんつーか、正直主題を見せられるだけの脚本じゃないと思うんだよな。その意味でそれらしいものが前面に立ってくる場面になると若干のキツさをおぼえるし、ところどころでキメの台詞がまったく効果を生まないものになってる。《また、あなたに会えますか?》とか。
だから散りばめられた笑いの要素に縋りながら観ていく感じになってしまうんだけど、その意味で《俺、知り合いの親見るの好きなんすよ!》はよかった。ラストで救われたわ。
ラーメンズはいつになったらやってくれるんだろうな…。