『小林賢太郎テレビ ライブポツネンinヨーロッパ』『小林賢太郎ソロコント公演 「P+」』

DVD。
小林賢太郎の初の海外公演とその制作過程と日本凱旋公演」の二枚組。
ヨーロッパ公演の方はかなりアイデアそのまま切って出しな感じで、そのラディカルさや洗練性はアートフォームとして向こうの方々には喜んでもらえたのかな。俺は「P+」の、いろいろと付加して愛らしく卑近になった笑い易さの方を愛でるけれど…特に「漫画の奴」のブラッシュアップぶりは笑いのスコア倍増しになってるね。
NHKの方でも、アイデアの核やその提示の仕方、という部分を中心にドキュメント作ってて、確かにそういう部分に感嘆するのが正しいファンのあり方かもしれないけど、俺は正直笑えればそれでいいし些末な部分も拾っていきたいしそういう仕込みの方に興味がある。「Lines/Diver」は、どうしてもとばしたくなってしまうんだ。
その意味で「P+」ボーナストラックの「手の奴 東海道」はやっぱ恰好のネタ。好きだわ。LIVEで観た時も、ひたすら幸福な気持ちで笑えたわ。