『スナッチ』

DVD。
ガイ・リッチーの二作目、86カラットのダイヤをめぐって繰り広げられる、スラップスティック群像劇。
結局『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』と同じやん!とは思わないでもないですが、期待していたのがああいう仕上がりだったのも確かなことで、期待通りのエンタテインメントで楽しませていただきました。
スタイリッシュでポップでクール。ニヤニヤできるし、手叩いて笑えるし、勧善(?)懲悪も痛快で。あれだけ他視点でその移動も目まぐるしいのに、テンポを維持しながらきっちり決着のカタルシスに落とし込む、キャラクタの描写と脚本処理、映画表現としての構築も見事です。
ブラッド・ピットはかっこよかったけど、個人的にはブリックトップのアラン・フォードが怖くてよかったなー。日本語wikiもない役者さんなのでフィルモグラフィが追えないけど…。ベニチオ・デル・トロも速攻袋被って死んでるけどもっと観たかったので、『トラフィック』でも観ようかと思っています。