『クレイマー、クレイマー』

DVD。
妻に逃げられた男が育児に奮闘し、やがて親権をめぐって元妻と争う、というホーム・ドラマ。
ストーリィはほぼそれだけだし、90分程度の小品でもあるけど、「いいもん観たな」という充実感のある映画。なによりメイン・キャスト三人、ダスティン・ホフマンメリル・ストリープという、若くしてなお風格漂う大御所二人はもとより、ビリー役の子役*1の圧倒的に可愛げのある名演*2という、俳優陣の充実により成立した佳品です。主演男優賞、助演女優賞総ナメも納得の。ぶっちゃけ作品賞監督賞までは…という感じでもあるが…それならビリーのコに助演男優賞あげないと(それでも最年少ノミネートだそうで)。
なんか子役の話しかしてないけど、一番はダスティン・ホフマンがかっこいいね。デル・ピエロみたいだ。

*1:その後大成してないみたい…やっぱこういう子役の存在って奇跡以外の何ものでもないよね。

*2:「あーぜってーこのあと"Daddy,I love you."って言うぞ、言うぞ、言ったー(泣)」という感じ。