瀬名秀明『ハートのタイムマシン!』角川文庫

ネタバレ特になし。
元は岩波の企画らしく、高校生相手にやった講演の書籍化。補遺的に対談とかエッセィとか。
読むべきは講演の方かな、と思う。ぶっちゃけ30近い読者じゃあんま読むとこないけど、真面目で誠実な人柄は伝わってくる。
でも正直、この人の小説の「理系」がつまらないのは、そういうところの限界なんだろうなあと思う。やっぱ森博嗣とか、本人もああいうバランスに仕上がってないと駄目なんだなー。
評価はC。