ネタバレ特になし。
ホラー短編集。「結婚」「家庭」でテーマは統一されている。親本のタイトルは『家族の肖像』といったらしい。直球。
恐怖のプロット、ストーリィの運び、あるいはキャラや文章の造り、いずれも非常にシンプル。ほぼ摩擦なく、すいすいと読み進められます。変に小難しいことやろうとしてスベるよりはいいと思う…ホラー小説ってなんかそういうの多いしね。
表題作のラストの情景、脱力系ではあるがブラック・ユーモアが効いていて、なかなかよかった。
評価はC+。
- 作者: 吉村達也
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1999/04
- メディア: 文庫
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