ネタバレ特になし。
なぜかダンボールの中にノベライズが入ってて。地下鉄の中周りの乗客から隠しながらの読了。
基本的に文章・構成のクオリティは低く、小説としてはおろか映画ノベライズとしても評価できるレベルにありません。
まだ頁を繰ることができたのは、その後「黒歴史」以前に誰の記憶にも残っていないTVドラマ版の惨状に比べて、映画版はまだキャストの魅力で引っ張れていた、そのぼんやりとした記憶があるからだと思います。特に蒼井優と伊勢谷。桜井翔もまあハマってはいたな。加瀬亮は単なる変態で、関めぐみもすっかりどっか行ってしまったけど。
しかし「海」という凡庸すぎる青春ガジェット、いくら竹本のチャリ旅を尺内に収めるための伏線でもあるとはいえ、俺は納得いかん。そこまでいかないからいいようなもんだけど、「海に行くことはなかった」は、抜群にせつないモノローグなのに…。なに「海、行っちゃいますか?」とかって普通に行っちゃってんだよ!
評価はC。
ハチミツとクローバー film story (コバルト文庫)
- 作者: 落合ゆかり,羽海野チカ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2006/06/28
- メディア: 文庫
- クリック: 6回
- この商品を含むブログ (25件) を見る