芦辺拓『金田一耕助、パノラマ島へ行く』角川文庫

ネタバレ一応注意。

金田一耕助明智小五郎を、それぞれの代表的「島」へ交換出張させた、パスティッシュ連作。

愉しいアイデアであるとは思うけど、なんかシリーズのキャラやお約束、小ネタを盛り込むのに汲々として、肝心のプロットやストーリィをうまく転がせてない印象がある。

特に獄門島編は、読んでてずっとボヤーっと煙ってたような印象だった。

評価はC。