ネタバレ特になし。
人形による復讐、がメイン・プロットのホラー小説。
登場人物の造形が変にトガってて、品のない奴らばっかりなので、感情移入できない。それが「怖さ」の低減に繋がってしまうというのは、ホラー小説を読むのに間違った姿勢で、もっと「対象」を玩味すべきなのかもしれないのですが。
でも怖くないんだからしょうがない。ドールハウスの扱いもなんか中途半端やったし。この人の小説、いつも全体に漂ってる「ふざけた感じ」、実は嫌いではないのだけど。
評価はC。
- 作者: 桐生祐狩
- 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
- 発売日: 2004/07
- メディア: 文庫
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