古田敦也『「優柔決断」のすすめ』PHP新書

ネタバレ特になし。
営業先の店長さんにいただきました。
僕はプロ野球という興業が好きではないですし、著者にも「メッキ、剥げましたよね」ってぐらいの印象しかないので、適した読み物とは思えませんでしたが、せっかくなので拝読しました。
で、「優柔不断」ならぬ「優柔決断」の生き方をご教示くださる新書ですが、別にうまくないし、大したことは書いてありません。決断の事前に、いろいろ情報を集めろみたいなことが書いてあるのですが、その整理術なんてこう。

 整理するためには、頭の中にファイルを並べるイメージを描くのがおすすめです。ただ漫然とさまざまな知識がバラバラと存在するのではなく、テーマをもったファイルをつくり、そのなかに関連するカードを入れていく。仕事の書類を個別のクリアファイルに入れたり、パソコンでもフォルダをつくってデータを整理するでしょう。あれと同じですね。
 ファイルがあれば、「この状況のときは、このファイル」と、容易に頭の中で呼び出せる。そしてファイルに入っている、たとえば三枚か四枚のカードのなかから、TPOに合わせて必要な知識を取り出せばいい。二〇枚のカードすべてのなかから探し出すより断然、効率がいいはずです。
(39p)

…一見もっともらしく見えて、この内容のなさw 《あれと同じですね。》じゃねーよw
現役時代、プレイングマネジャー時代の回顧も、こんなんなので興味はありませんでした。
評価はC。

「優柔決断」のすすめ (PHP新書)

「優柔決断」のすすめ (PHP新書)