eastern youth/MO'SOME TONEBENDER "NAGOYA CLUB QUATTRO 20th ANNIVERSARY SPECIAL"

2009.7.9@名古屋クラブクアトロ
名古屋クアトロ20周年記念のイベントシリーズ。
名古屋クアトロ、間違いなく人生で最も足を運んだライヴハウスで、一番思い入れの強い、大好きなハコです。おめでとうございます。これからもいいライヴがたくさん観れますように。
そんでいきなり、今日はイースタン、明日はブルーハーブです。好きなアーティストの両巨頭が連チャンですよ! さすが。
…そう言えば地味に今日、僕も26th ANNIVERSARYですが…。誕生日にひとりライヴハウス。善哉善哉。
ではモーサムから。
1. MO'SOME TONEBENDER
ライヴ観るのは多分3回目。百々は相変わらずかっこよかったけど、武井さんがいきなり坊主だったのにビビった(吉野さんに「ようこそ」とかイジられてて爆笑した)。短パンも見たかったけど、今日のポロシャツ・ジーパンイン・スタイルも素敵でした。
えーと、うん、めちゃくちゃかっこよかったです。知ってる曲は「ロッキンルーラ」と「未来は今」だけだったけど、どの曲にも凄くアゲられました。
狂気的なスピード感と、薙ぎ倒されるような破壊力、「ロックの魔性は今、モーサム・トーンベンダーに宿る」って、彼らが出たての頃雑誌で煽られてた印象深いコピーだけれど、それから10年近くを経て、その真価がようやく実感されました。いや、追っかけてなかっただけだけど。
爆音で速くて不穏で狂ってるんだけど、同時に独特のポップネスを感じて。なんかワクワクして、ニヤけてしまったりした。これこそが魔性か。
2. eastern youth
いきなり新曲で始まって、その後は歴戦のアンセム連打。「未ダ未ダヨ」は最近定番になりつつあるがやっぱ最高に感動的だし、「浮き雲」は久しぶりで嬉しかった。
冒頭の新曲は「一切合切太陽みたいに輝く」。歌詞を聴き取るべく必死だった限りにおいては、身の回りのすべてを太陽の輝きの下に肯定する、傲岸ポジティブ・チューン。俺はこの人たちのこういう無根拠な肯定性を何より信頼している。
まず鳴らされたのがそういう曲で、その後も、意識的なのかそうでないのか、最初からそういう曲が多いのか、見上げた「空」を描く叙情が深く響いた。

ホラ、夜ガ明ケル 夜ガ明ケル
アンナニ遠クマデ 夜ハ明ケル
(「未ダ未ダヨ」)

これでまた、顔を上げて日々を過ごせる…なんてかっこよく締めようと思ってたら、次のレコ発ワンマンが先輩の結婚式とカブることが発覚して激しく動揺。皆勤記録は7年でSTOP。あ、違う少年ナイフとの対バンもバンアパ行っててサボったわ。よかったよかった(泣)。

枯れ草を蹴り上げて
何もかも飛び越える
泥まみれで舞狂う
東西南北さまよって
行くも千里 戻るも千里
未ダ未ダヨ
未ダ未ダヨ
(「未ダ未ダヨ」)

さて、明日は≪行くも千里 戻るも千里≫ならぬ≪行くも地獄 退くも地獄≫*1だぜ。楽しみすぎて死ねるぜ。
セットリスト:1.一切合切太陽みたいに輝く 2.沸点36℃ 3.荒野に針路を取れ 4.男子畢生危機一髪 5.浮き雲 6.未ダ未ダヨ 7.青すぎる空 8.まともな世界 9.矯正視力〇・六 10.街はふるさと en.夏の日の午後

*1:THA BLUE HERB 「ROADS OF THE UNDERGROUND」