大槻ケンヂ『のほほん人間革命』角川文庫

ネタバレ特になし。
やっぱこの人の書くもんは面白いなあ、という信頼のエッセィ集。
幻覚サボテンとかランパブとかの体験系、UFO本にツッコミを入れる「と学会」系、あとはその流れでUFOコンタクティとか、なぜかいきなり遠藤誠とかとの対談系と、ややまとまりには欠ける構成。しかしどの章においても、ユーモアセンスと、細かい注釈に見られるサブカル的な情報処理のセンスが際立っていて、読み物としての質は高いものになっています。
この人の書くもので一番感心するのは、青春小説的なセンチメントなのだけど、それも要所要所チラリと顔を出したりして。別に必然性はないのに。「書かずにはいられない」という業を感じますw
評価はB。

のほほん人間革命 (角川文庫)

のほほん人間革命 (角川文庫)