コミ文消化。
凄絶な美貌の転入生・小夜子が、自分に仇なす者たちを滅ぼしていく、青春学園ホラー…でいいのでしょうか。
うーん、でも「ホラー」ではないかな。小夜子が象徴するものは「恐怖」ではなくて、その「孤独」であり「悲哀」であるから。高校生の青春群像マンガとしても、悲喜こもごもよくできているだけに、ラストに至ってはなんだかとても哀しかった。
恩田陸の『六番目の小夜子』って、コレへのオマージュ? 文庫本開いてもどこにも言及はなかったけど。偶然の一致かな。
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