『OLDGAMERS白書 vol.1 アクションゲーム編』メディアパル

ネタバレ特になし。
先輩が貸してくれました。
一般に馴染みのない出版社だと思いますが、ウチの会社の出版部門です。いい企画だね、珍しい。
レトロゲーの解説本です。ファミコンスーファミと、メガドライブPCエンジン。本編の紹介テキストの出来にバラつきはあるけど、ゲーム難易度や入手難易度(通信入手の可否)、シリーズ紹介に裏ワザ紹介と、情報量の多い構成。サブカルの読み物としては正しい編集です。
幼稚園児の頃からファミコンで遊んではいましたが、メガドラやPCEはハード自体を持っていなかったし、世代的には微妙にズレていたりもし。だからこの本を読む悦びの大部分であるだろう「懐かしい! またやりたい!」という情動こそ働きませんでしたが。でも案の定『ゲームセンターCX』にはハマっていたので、有野課長の活躍を追体験するような形で楽しめました。『マイティボンジャック』や『迷宮組曲』、『プリンス・オブ・ペルシャ』に『セプテントリオン』。というよりこの企画じたい、あの番組によるレトロゲー復興の機運の高まりがなければ出ていなかったでしょうね。
そんなヌルゲーマーではありましたが、思い出のゲームもあるにはあって。紹介されてる中で一番やったのはお約束の『スーパーマリオブラザーズ』、あるいは『高橋名人の冒険島』だろうけど、記憶において一番強烈なのは『忍者ハットリくん』。鬼難易度のアクションと、チクワと鉄アレイが同時に飛んでくるシュールな情景。その前にも後にも、据え置きハードのTVゲームというものにあまり執着を見せなかったウチのママンが、なぜか狂ったようにやってたな…何が彼女の琴線に触れたのでしょう。
で、思い入れの欠如というのは、俺が主にRPGゲーマーだったって部分も大きいのだけど。「ロールプレイングゲーム編」をうたった「vol.2」も既にアナウンスされているみたいなので、それも貸してもらう気マンマンなのでよろしくお願いします。『タクティクス・オウガ』、扱い大きいといいなあ。
…ちゃんと出版してくれるといいなあ。
評価はB−。

OLD GAMERS白書〈Vol.1〉アクションゲーム編

OLD GAMERS白書〈Vol.1〉アクションゲーム編