森絵都『カラフル』文春文庫

ネタバレ一応注意。
児童文学ジャンルでは代表作だというイメージがあって、相当テンション上げて読んだのです…が。
期待が大きすぎたかな。
オチが早い段階で読めてしまったことも興が削がれた原因かもしれないが、森絵都の小説の魅力ってのはそんなところにあるわけではないし。全体的に稚い印象が拭えなかった。YAだった『つきのふね』も、ラストこそ珠玉ではあったが同じ理由で印象良くないし。やっぱオトナ向けのが好きなのかも…つっても『アーモンド入りチョコレートのワルツ』と『DIVE!!』は最高だったから…難しいな、ボーダー。
評価はＣ。

カラフル (文春文庫)