J.スタインベック/齊藤昇(訳)『ハツカネズミと人間』講談社文庫

ネタバレ注意。

1930年代カリフォルニア、渡り労働者のジョージとレニーが見舞われる悲劇を描く中編。

せつなく胸に迫るもののあるお話ではあったが、悲劇の予感がそのまま結実したなあという感じ。

シンプルさが迫力に繋がっていないのは、個人的に土臭すぎた訳文の影響もあるかも。

評価はC+。