井上雄彦「SLAMDUNK 1-4」集英社

新装再編版、入部~練習試合・陵南戦まで。

序盤の進行がイメージよりだいぶゆっくりで、これはそうしてじっくり序盤を描くのが許された牧歌性なのか、あるいはヤンキーやラブコメを入れざるを得なかった*1黄金期ジャンプの厳しさなのか、いずれにせよまだまだ幼い絵柄と共に感慨深いところです。

しかしキャラの魅力はすでに充分立ち上がってきていて、しっかり種播けてるな、という感じがします。

*1:特に晴子をなんとかかわいく描こうとしてるのは、ある時期以降の作者が女性描写を諦めたように見えるその具合からしても、なんだか涙ぐましいものを感じる。