皆川博子『海賊女王』光文社文庫

ネタバレ一応注意。

16世紀アイルランド、女海賊グラニュエル・オマリーの生涯を描く、海洋冒険歴史ロマン。

1700枚の圧倒的巨編。ヒロイズム横溢する冒険小説として、女王エリザベスを中心として展開される、権謀術数の歴史小説として、読み応えは言うまでもなく。

この大部を読み終えた満足感に包まれつつも、否めない疲労感の中、半分の長さでも十分だったのでは、なんて…。

評価はC+。