鈴村和成『テロの文学史 三島由紀夫にはじまる』太田出版

ネタバレ特になし。

「テロ」がテーマ、メインの題材として三島を据えた文学評論。

三島以外にも、ウエルベックや川端・大江、春樹・龍、最近では町田康阿部和重を経て中村文則や上田岳弘までと射程は広いが…俺には正直ブックガイド以上の意味が見出せなかった。それでいいのかしらんが。

あと、パリ同時多発テロが同時代トピックとして挙げられているが、今の今まで完全にその存在を忘却していたことを自戒としてメモしておきます。自分に引いたわ。

評価はC+。

テロの文学史

テロの文学史

  • 作者:鈴村和成
  • 発売日: 2016/01/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)