SEEDA 『花と雨』

4thフル。
クラシックを聴こう企画。
勝手にもっとリリカルなアルバムをイメージしてたのだけど、前半からかなり黒くて悪くてアグレッシヴな感じ。バイリンガルとしての言語感覚も貢献した歯切れのいいラップ、キャラ立ちしたトラックで、世界観と快感が構築されています。好みかって言われたらまあ微妙な感じではあるけど…。
中盤以降、フロウが前面に立ってくるとかなりウェルメイドな印象になってきて、そっちのが期待していたところではあったかな。華麗なトラックもそれだけで聴けそう。
そうした意味ではやはりクライマックスの表題曲にトドメを刺すのだろうな、と。アルバム全体からしては浮いたような印象も否めないけど、美しく切ない、リリカル・ヒップホップのクラシックと申せましょう。

花と雨

花と雨