ネタバレ注意。
池井戸銀行活劇の一典型、陰謀により冷や飯食わされてる「バンカー」が、誇りをかけて行内外の悪に立ち向かうお話。
美しく有能な部下とのロマンスまで含めてフォーマット通りだけど、小悪に対する勧善懲悪を小出しにしながら巨悪を追い詰めていく手際はさすが堂に入ったもの、巻置く能わざる、といったレベルの痛快な読み心地です。
まあちょっと、相手がチョロすぎるだろう、というのは、浅野支店長相手でも思ったところだったが…。
評価はB。
- 作者: 池井戸潤
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2008/01/20
- メディア: 文庫
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