ネタバレ注意。
ホラーシリーズの完結巻。
四巻目で長尺でも、やってることは今までと変わらず。既知の大したことない話を、村の中と周辺でぐだぐだ繰り返すのみ。
どうもシリーズ全体の設計に失敗してると思うな…こんだけ引っ張った割に、祭もいつの間にか終わっててピークにならない拍子抜けだし、政権云々の風呂敷はまったく畳む気ないみたいだし、火呂周りも中途半端で、使い捨てられた豪が可哀想なだけだし、聖二の死に至る展開もあまりに無理筋。
ところどころの軽い描写やユーモアも、世界観を安っぽくする夾雑、ないしは逃げとしか感じられず、「読まなきゃよかった」という虚無感だけが残った。
評価はC−。
- 作者: 今邑彩
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2012/10/16
- メディア: Kindle版
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