谷川史子「清々と 3・4」(完結)少年画報社ヤングキングコミックス

文化祭〜受験〜卒業。
アホみたいな感想で恐縮ですが、ええなあ、かわええなあ、というのみです。三十男が涙ぐみつつニヤニヤしています。
星野くんの造形がちょっとメルヘンでこんなやついねーよってのと、カドリールの作画もうちょっと頑張ってほしかったとは思うけど、まあそれはそれでよかろう。とにかく乙女たちへのこみ上げる愛おしさに浸っておけばいいし、それができる作品です。特にみやびちゃんは少女マンガ史に残る名ヒロインだと思います。
線で語ることのできる作画に感じ入ることしきりですが、特に3巻139pの清のへの字口には、少女マンガの神が宿っていました。