ヤンジャンのエースかつ王道。
設定やキャラクタは少年誌、グロテスク描写は青年誌、ってノリだな。出オチも多数、その意味でここまで最高のヒーローはゴッド・リーで文句なし。
それはともかく、SFとしてのスケール感も、クリーチャ・ホラー的な切迫感も、空想理系蘊蓄も、少年マンガ的な熱やキャラの多彩さ、それに付随するガジェットの面白さなどなど、それぞれ見所があると思う。「マーズ・ランキング」とかって中坊くさい設定も好きだし。集中連載分の1巻のまとまりに比べて、2巻以降がちょっと冗長になったかと思ったけど、4巻でハネた。燈の策がアツかったね。
画はまだ若干硬い印象があるのと、どうも1巻が一番巧かった気がしてアレなところだけど、青年誌的なヒューマンさとかドラマのダイナミズムをどう出してくるかと共に、今後も目が離せない作品ではあるでしょう。
《多少イケメンでも無理!!》とかね、ユーモアセンスも嫌いじゃあないよ。
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