ネタバレ特になし。
他の選集に比して新人作家の作品が多め。世界観を打ち立てようと気合が入って、それぞれに独特の迫力の感じられる作品が多かったように思う。
畏怖と共に語られる数少ない探偵小説作家である大坪砂男「赤痣の女」にはさすがの凄味があったけど、袂春信「耳」や井上銕「何故に穴は掘られるか」といった無名作家の作品にも充分な野心と面白味を感じた。
評価はC。
- 作者: ミステリー文学資料館
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2003/11/12
- メディア: 文庫
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