ネタバレ注意。
「激アルバイター・美波の事件簿」シリーズの二。
今回は京都の洋館を舞台にして、物理トリック中心の構成。シリーズ前作のトリックとはかなり趣向が変わっていて、流れとしては色んな本格が書けるところを見せようという意気の見えるトリック・ミステリ。でもなんつーかな、トリックのためのトリックつーか、一生懸命考えた感のあるトリックで、個人的にはこういうの、醒める。
小説全体のクオリティもラノベの範疇に収まるもので、女性作家らしい瑞々しさとか感じられないのが辛いところ。
評価はC。
- 作者: 谷原秋桜子
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2006/12/21
- メディア: 文庫
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