ネタバレ注意。
表題短編+少年もの。
表題作はこれといって語ることもないような凡作だけど、それでもこういう(一応)ちゃんとしたトリック・ミステリ読むとなんか安心…てかほっこりする。ああ御大、がんばったんやなあなんて。
一方少年もの、「妖人ゴング」は酷いけど、「魔法人形」は人形フェティッシュな序盤なかなか蠱惑的な雰囲気で愉しかったし*1、その印象が続いて終盤なぜかゴリラと鷲の乱闘になっても微笑ましかった。「サーカスの怪人」もまあ、それなりに楽しいドタバタではあったよ。
評価はC+。
- 作者: 江戸川乱歩
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2004/12/10
- メディア: 文庫
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*1:紅子さんの謎完全に放り出したのなんて、いつものことだしご愛嬌。