ネタバレ注意。
「少年探偵団」と「妖怪博士」の少年探偵団ものと、通俗長編の表題作。
ここにきてほとんどすべてに既視感。どうせ翻案か焼き直しなのであれば、ストーリィテリング*1と文章表現に徹してもらっていいのだが、しかし読む方としてはそう割り切ることもできず、ちょっとでもミステリとしての評価点を探してしまって叶わず。表題作のレッド・ヘリングの処理がちょっと面白いぐらいか。
でも少年探偵団が大挙して仏像に化けてる*2とかのバカネタは、少年ものにおいてはもっと追求していいと思う。
評価はC+。
- 作者: 江戸川乱歩
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2003/12/09
- メディア: 文庫
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