田中啓文『蠅の王』角川ホラー文庫

ネタバレ特になし。
悪魔崇拝と昆虫をテーマにしたナスティ・ホラー。
繰り返されるエログロスプラッタは、それぞれ読み流してしまう感じだったので、もっと凝縮して半分の長さでもいいように思ったけれど、この量感(650p)もまあ一つの狙いではあるのかもしれない。
他のホラー小説のとこでも言ってるように、こういう類の小説に惹かれるところはないんだけど、メンチョロー太子のキャラだけはちょっと面白かった。こっちをもっと深く掘り下げてほしかったようにも…。
評価はＣ。

蝿の王 (角川ホラー文庫)