ネタバレ特になし。
短歌集。
親本読んだ時にも思ったけど、短歌という表現形式の、しかも同一の作家の選集において、嗜好ズバリなものに出会える確率ってのはそう高くないし、複数出会えたらとても幸福なことなのだと思う。あからさまな形で表出させる感性と、それを限定された形式に凝縮させる技巧という両面で、とてもパーソナルな表現であるわけで。
この本で言えば112、120、126ってあたりが好きだけど、それもバトロワのアレみたいに射抜かれるわけじゃない。そうした意味では、この人の弟子は偉大…というか相性よかったなあ。射抜かれまくったもの。
評価はC。
- 作者: 枡野浩一
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2001/07
- メディア: 文庫
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