『ローズマリーの赤ちゃん』

DVD。
ホラーのつもりで観てたけど、どっちかっつーとサイコ・サスペンスだったな。題材は悪魔崇拝だけど、妊婦が精神的に追い詰められてく様が主軸で、ホラー要素は精神錯乱の幻覚と境界的な描写*1をされてるし。
ダコタ・ハウスのセットはさすがの雰囲気で、レトロな美術もいい感じ。主演のミア・ファロー*2は見事に可憐でハマり方は鮮烈だし、ガイ役の男の二枚目めかしてスカし上げた阿呆面には腸が煮える。
ハリウッド映画だけど、ヨーロッパ映画っぽい耽美感がポランスキーの味かな。シンプルなストーリィで二時間超引っ張るけど、退屈しなかったし、いい味出てました。

ローズマリーの赤ちゃん [DVD]

ローズマリーの赤ちゃん [DVD]

*1:結局マジ悪魔だったんだけどな。

*2:Wikipediaで近影を見てザンネンな気持ちに…。