ネタバレ注意。
『本格ミステリ02』の分冊、後編。
パスティッシュあり、日常の謎あり、スラップスティックあり、幻想ホラーあり、特撮(?)あり、と非常にバラエティ豊かな短編アンソロジィになっています。
しかしそんな中で最もシンプルな倉知淳「闇ニ笑フ」の印象が一番よかったかな。シンプルなプロットを読ませる語りの妙、いかにも倉知といった佳作です。
次点は山田正紀「麺とスープと殺人と」。短編集既に読んでて再読だけど、シチュエーションの面白さだけで引っ張れるね。解決のゴチャつきもまあ、バカミスとしての世界観的には許せる範囲かな。
評価はB。
死神と雷鳴の暗号―本格短編ベスト・セレクション (講談社文庫)
- 作者: 本格ミステリ作家クラブ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/01
- メディア: 文庫
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (7件) を見る