『地獄の黙示録』

DVD。
近所のTSUTAYAになかったからちょっと遠くのGEOで借りたぜ、韓流とか死ぬほど置いてるその何百分の一でいいのでこのぐらいはちゃんと揃えてください『小さな恋のメロディ』もないです。まあ100円そこらで借りといて文句も言えませんけどね。
で、ずっと観たくてようやくだったんだけど、ちょっとイメージと違ってた。もっと猥雑に破綻した、「構想の先鋭と壮大、それに対する完璧主義によって瓦解した怪作」ぐらいのイメージでいたんだけど、予想よりずっと重厚で、画づくりは美麗で、モノローグや象徴的な引用のように脚本も繊細、一方でメインのストーリィや演出はエモーショナルでダイナミック、単純に傑作だった。音楽もよかった。ドアーズ!
キャストに関していえば、マーロン・ブランドの「凄味」にはちょっと期待が高すぎたかなあと思った。あとウィラード、やたらチャーリー・シーンに似た俳優だなあと思ってたら親父だったわ。役的にちょっと甘いかなー、ハーヴェイ・カイテルで観たかったとはちょっと思う。ところどころ胸毛のふわふわ感が気になるところあったし…ってハーヴェイ・カイテルの体毛の質感知らんけど。
…名作前にしてどうでもいいわ。

地獄の黙示録 特別完全版 [DVD]

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