笠井潔『ヴァンパイヤー戦争 7 蛮族トゥトゥインガの逆襲』講談社文庫

ネタバレ一応注意。
密林〜大渓谷死闘編。
アクションや戦略上の読み応えは、さすが今までで一番。ゲリラ・ウォー的な活劇の中、唐突にライオンと戦ったりすのはちょっとアレだったけれども…。
眼目はバトルにあるし、そもそも架空の国でもあるし、という感じで、紀行趣味に乏しいのは仕方ないながらもちょっと残念だったかな。もともと文体のハードさがあって、そういうのに向く感じでもないのよね。
評価はB。