笠井潔『ヴァンパイヤー戦争 6 秘境アフリカの女王』講談社文庫

ネタバレ特になし。
ちょうど折り返しの巻、これから始まる「アフリカ冒険伝奇」の端緒といった感じ。
日本での冒険を経て帰って来たパリの雰囲気も、関係性として不可分であるアフリカ史・比較民族学的な要素も含めて愉しめました。
久々登場のムラキはやっぱかっこよかったし、アイダも魅力的だが、ムラキにしろ遣り手婆にしろ、哲学語りは若干ウザいね。いかにも笠井、ここにきてやりたい事やり始めたかと苦笑い。
評価はB−。