大槻ケンヂ『のほほんだけじゃダメかしら?』集英社文庫

ネタバレ特になし。
自分のおっかけとか、女王様やってる友達とか、果ては母親とか、身の回りの「女性たち」にインタビューした本。
まず、なにより笑えます。特に「ララ子ちゃん」パートは出色で、世界一周の提案(テキトーw)を切り捨てる「真人間」ぶりに、電車の中で声上げて笑ってしまいました。
…出てくる人たち皆、困難や苦境、あるいは狂気を抱えていながら、どこかあっけらかんとして、大らか。魅力的な女性たちに、微笑みながら癒してもらえる本です。それはもちろん、作者のキャラ、あるいは手腕でもあるでしょうね。
評価はB。

のほほんだけじゃダメかしら? (集英社文庫)

のほほんだけじゃダメかしら? (集英社文庫)