ネタバレ特になし。
怖いもの見たさとかいろいろあって、100円とかで買ってたんだと思う。
裏表紙にも「改訂版」とか書いてあるし、多分結構な規模の校正の手が入っているのだと思う。話題になってたような、日本語の素養の狂的な欠落はあまり認められなかった。逆に単なる幼稚で安っぽいだけの読み物になっていて、二重の意味でつまらなかったです。…しかし「王様」ってのもアレだけど、「じい」ってのは輪を掛けて凄いな。「じい」ってw ここは直しようもないし。
一つとてもあたたかい台詞があったので引用。
「君だけじゃない。他にも大勢の人たちが苦しんでいる。それでも必死に生きようとしているんだ。だから死にたいなんて思っちゃ駄目だ。生きたくても生きられない人だって世の中にはいるんだよ」
そう、優しく説いた。そして立ち上がり、恭子の肩にポンと手を置いて、
「まだまだ人生これからだよ。生きていれば必ずいいことがあるって」
(72p)
あたたかいよね。作者の頭。
あと解説をダ・ヴィンチの編集長とやらが書いてるんだけど、つまんねーこともっともらしく言ってんじゃねーよ、とだいぶ反感を抱きました。
評価はC−。
- 作者: 山田悠介
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