辻仁成『愛の工面』幻冬舎文庫

ネタバレ一応注意。
写真家の女性を主人公に、小説家とおぼしい男との恋愛を中心としたモノローグを断章として、合間に作者の撮った写真を添えた写真小説。
…別に取るに足らないつまらないモノローグだし*1、写真も多くが元妻のポートレイト*2という痛々しさ。「黒歴史」というべき本だろう。
今の嫁を被写体に似たような本出さない程度には学習能力があると信じたいが。
評価はC。

愛の工面 (幻冬舎文庫)

愛の工面 (幻冬舎文庫)

*1:やっぱ致命的なのは本人エロティックだと思って書いてるシーンが全然エロくなくてダダスベりなところ。

*2:まだラヴな時期だったんだろう南果歩…。