@109シネマズ名古屋
同じ日にエヴァと二本立てで観ました。アニメ二本立て。
で、こちらも面白かったです。
『ソウルハッカーズ』を如実に思い出したのですが、一般的に想定されるのは「セカンドライフ」かなにかなんでしょうかね。主人公の少年が、ヴァーチャル・ワールドにおけるパニック（大部分自分が原因）を、ひょんなことから滞在することになった信州上田の旧家の大家族と協力して解決するお話。
ヴァーチャル・ワールド「オズ」におけるポップでサイケデリックな映像表現と、豊かな自然の中にある旧家とそこに集うひとびとのやわらかい存在感。視覚表現においてはその対照性が鮮烈です。そしてそれぞれに孤独だった中心人物が、問題状況のなかで「家族」として一致団結して、それがやがてネット上無数の「他者」との連帯へと繋がっていく流れも、ベタながら感動的でした。映像の対照性とプロットの流れ、それぞれによく考えられ、作りこまれた作品だと思います。
僕はおじいちゃん子で、じいちゃんばあちゃんネタには問答無用の弱点を晒してしまうのですが、だから作中の栄ばあちゃんからの手紙は反則なのでした。ひとりでお腹を空かせていることはね、そう、一番よくないことなんですよ。
…あれだけインパクトのある表現が多い中、一番の印象がそこってのはいかがなものかと思うけど、まあしょうがない。
