ツジトモ「GIANT KILLING 10」講談社モーニングKC

区切りの10巻め。
今まで「原作」がクレジットされていた綱本将也の名は、今回から縮小されて「原案・取材協力」へと。今までのイニシアティブがどうだったかは知りませんが、極端な「変質」はいただけないなあ、などと危惧もあったのです。そして今回、クラブの一体感を強調するにはいささか唐突な「カレーパーティ」という展開、厳しいことを言えば表面的で、自意識過剰なものに感じられました。もう無理して「クラブ」の周辺を描き込む必要もなさそうな気がする。
それも、試合の描写が相変わらず燃えるからです。今回から川崎戦、姜昌洙はじめとして魅力的なキャラ多数。
そしてそろそろ、椿の「本格化」を望みたいところですな。ルーツ探索尻切れてるし。

GIANT KILLING(10) (モーニング KC)

GIANT KILLING(10) (モーニング KC)