ネタバレ注意。
読む前全然意識してなかったけど、『百舌の叫ぶ夜』の続編であるらしい。端的には、復活劇。
クライム・ノベルとしては、敵役であるところの「病院」の設定…大男の看護師がラチってきて、むやみとロボトミー手術を仕掛けてくる…がなんだかコメディじみて感じられてしまい、迫力とか緊迫感を妨げているように思いました。なんかなあ…こいつら潰したところで…という感じで、テンションは上がってまいりませぬ。
そして、以前別の作品で本文引用したりもしましたが、エロい描写が下手です、この人。花村萬月の巧さが分かる。
評価はC。
- 作者: 逢坂剛
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1990/08/18
- メディア: 文庫
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