『ノーカントリー』

@伏見ミリオン座
緊迫感に満ちたクライム・サスペンス。
ハビエル・バルデムは確かに怪演だが、なによりその異形がフィルムにちゃんと馴染んでるのが凄いね。普通持て余すよ、あんな髪型の大男。
で、ラストはなんかツイストかけてくるもんかと思ってたけど、別に小手先のどんでん返しはなく、ただただ深い余韻だけが残るものでした。重厚でありながらスピード感があって、乾いた質感と血に塗れたバイオレンスの共存する、さすがの力作。
たまにちゃんとした映画観るといいわ。『ゼア・ウィルビー・ブラッド』も観に行こかな。