モブ・ノリオ『介護入門』文春文庫

ネタバレ特になし。
すいませんサボっちゃいましたね。
半月前に読んだ作品でしたが、正直に言ってよく分かりませんでした。「介護」の部分をもっと読めばいいのか、「HIPHOP調」*1らしい語り口のレベルで語ればいいのか。どっちにしても俺は大して面白いと思わなかったけれど。
そういう部分をもっと解説なりなんなりして欲しかったけれど、筒井解説にしてもあとがきにしても、大部分はなぜか表現自粛の問題で。確かに修正後の文章はまったく意味をなさないものになってるし、筒井がそこを食いつくのはさもありなんだけれども。
でもまあ、芥川賞だけあって、併録の短編よりははるかによかった。
評価はＣ。

介護入門 (文春文庫)

*1:ホントのHIPHOPはYOニガーとか言わねえんだよ、と思いながら読んでたけど、さっきブルーハーブのファースト聴いてたら言ってた。