神山裕右『カタコンベ』講談社文庫

ネタバレ一応注意。
ケイブダイビング、洞窟探索を題材にした乱歩賞受賞作。
ちょっと目新しい題材を取り上げて、調べて書きましたよってのが乱歩賞のミステリー、冒険小説には多い気がして。その短絡が俺のこの賞に対するイメージの悪さに繋がっているのですが。
この冒険小説もご多分に漏れず。
プロットもベタベタだし、登場人物もみな直情的で書き分けができてない。洞窟の閉塞感や、活劇のサスペンスも、俺には迫真的には感じられなかった。
さして出来のいい作品ではないと思う。
評価はC。

カタコンベ (講談社文庫)

カタコンベ (講談社文庫)