2023-12-15 高橋和巳『散華』新潮文庫 reading ネタバレ注意。短編集。表題作は既読だけど、やはり日本の「戦後」を煮凝らせたような内容ですげーと思う。他では「貧者の舞い」と「日々の葬祭」、暗黒的な作品に惹かれたな。特に前者は過度に露悪的で無惨すぎる印象はありつつ、これをこのように描かなければならない、作家としての必然と時代性があったのだと思うよ。「苦悩教の教祖」であれば、このぐらいは、ね。評価はB。散華 (新潮文庫)作者:高橋 和巳新潮社Amazon