2023-04-16 夕木春央『絞首商會』講談社文庫 ネタバレ一応注意。大正期東京、無政府主義者の秘密結社が絡む連続殺人を描く、第60回メフィスト賞受賞のデビュー作。設定も、最終的に披瀝されるプロットも好みのものだったんだけど、なんか不思議と読み難くて、物語に集中できなかった印象。『方舟』では別に感じなかったんで、この時代演出が上滑りしてたんかしらん。あと主人公周辺のキャラ設定も、劣化京極みたいだったな…。評価はC。絞首商會 (講談社文庫)作者:夕木 春央講談社Amazon